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魔性の子
教育実習のため母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里を知る。彼をいじめた者は“報復”ともいえる不慮の事故に遭うので、“高里は崇る”と恐れられているのだ。広瀬は彼をかばおうとするが、次々に凄惨な事件が起こり始めた。幼少の頃に高里が体験した“神隠し”が原因らしいのだが…。彼の周りに現れる白い手は?彼の本当の居場所は何拠なのだろうか? -
十二国記·月の影·影の海(上)
「あなたは私の主(あるじ)、お迎えにまいりました」 学校にケイキと名のる男が突然、現われて、陽子を連れ去った。海に映る月の光をくぐりぬけ、辿(たど)りついたところは、地図にない国。 そして、ここで陽子を待ちうけていたのは、のどかな風景とは裏腹に、闇から躍りでる異形(いぎょう)の獣たちとの戦いだった。 「なぜ、あたしをここへ連れてきたの?」 陽子を異界へ喚(よ)んだのは誰なのか?帰るあてもない陽子の孤独な旅が、いま始まる! -
十二国記·図南の翼
恭国は、先王が斃(たお)れてから27年。王を失くした国の治安は乱れ、災厄は続き、妖魔までが徘徊するほどに荒んでいた。 首都連檣(れんしょう)に住む珠晶は、豪商の父をもち、不自由のない生活と充分な教育を受けて育った。しかし、その暮らしぶりとは裏腹に、日ごとに混迷の様相を呈していく国を憂う少女(むすめ)は、王を選ぶ麒麟(きりん)に天意を諮(はか)るため、ついに蓬山(ほうざん)をめざす! 珠晶、12歳の決断「恭国(このくに)を統べるのは、あたししかいない!!」 -
十二國記:黃昏之岸·曉之天(上)
登基之後半年,以疾風之勢整頓戴國的泰王驍宗前往鎮壓叛亂,卻逾期未歸。在此時,台輔泰麒接到反叛弒君的通知,飽受衝擊而忽然消失無蹤!孤立於虛海之中,一到冬天就變成極寒之地的戴國現在頓失王和麒麟,災厄和妖魔猖獗,人民身心俱疲。國家和百姓再也無能拯救自己於水深火熱之中,戴國將軍李齋為了前往晉見景王陽子而翱翔於天際!! -
十二國記·華胥之幽夢
「我會為妳建造一個華胥之國!」采麟對主上的話沒有一絲絲的懷疑,可是,國家卻陷入了永無止境的荒廢和窮困當中。采麟透過華胥之花看到的理想之國,真的能夠實現嗎? 淚水不停地滴落,是采麟為華胥之夢而落下的淚…… 另外收錄了冬榮、乘月、書信、歸山等精彩故事! -
十二國記 - 前傳 - 魔性之子
廣瀨為了教育實習而回到母校,在教室裡認識了一位獨行俠,令人不可思議的學生-高里。凡是欺壓過高里的人最後都慘遭可算是一種“報復”的意外事故,因此眾人都惶惶然地擔憂“是高里在搞鬼!”。 廣瀨雖想維護高里,但淒慘事件卻接二連三地發生。諸多事故的起因似乎是在於高里幼年時曾經歷過的“兒童失蹤事件”。出現在高里身邊的白色手臂究竟為何?又到底何處才是他最終的容身之處呢?