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星の王子さま
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アンのゆりかご 村岡花子の生涯
戦争へと向かう不穏な時勢に、翻訳家・村岡花子は、カナダ人宣教師から友情の証として一冊の本を贈られる。後年『赤毛のアン』のタイトルで世代を超えて愛されることになる名作と花子の運命的な出会いであった。多くの人に明日への希望がわく物語を届けたい──。その想いを胸に、空襲のときは風呂敷に原書と原稿を包んで逃げた。情熱に満ちた生涯を孫娘が描く、心温まる評伝。 -
走ることについて語るときに僕の語ること
内容紹介 1982年秋、『羊をめぐる冒険』を書き上げ、小説家として手ごたえを感じた時、彼は走り始めた。以来、走ることと書くこと、それらは、村上春樹にあって分かつことのできない事項となっている。アテネでの初めてのフルマラソン、年中行事となったボストン・マラソン、サロマ湖100キロ・マラソン、トライアスロン……。走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「僕という人間について正直に」、初めて正面から綴った画期的書下ろし作品です。 内容(「BOOK」データベースより) 1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロ・マラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう?日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれたのか?村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。 -
ひとり日和
20歳の知寿が居候することになった71歳・吟子さんの家。駅が見える平屋での生活の中、知寿はキオスクで働き、恋をし、吟子さんの恋にあてられ、少しずつ成長する。二人に流れる四季を描き、選考委員絶賛の第136回芥川賞受賞作! -
オレたち花のバブル組
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Twitter小説集
日本初Twitter(ツイッター)小説誕生! たった3カ月で投稿10000作品突破! 急速に広がるtwitterから、ついに21世紀のブンガク誕生。 内藤みか、安達瑶、新城カズマ、小林正親、渡辺やよい、吉井春樹、泉忠司、黒崎薫、枡野浩一、円城塔(収録順) あなたにも書ける! Twitter小説大賞も同時開催!(詳しくはディスカヴァーのホームページで) <内藤みか> エレベーターが閉まる。あなたは私を抱きしめる。エレベーターが開く。あなたは私から離れる。私たちはエレベーターの中だけの恋人。 どんなにきつく抱きしめられても、ドアが、はいそこまでと無常に外へと開く。そして「ありがとうございました」とあなたは私を送り出す。 内容(「BOOK」データベースより) たった3ヶ月で投稿10000作品突破!急速に広がるTwitterから、ついに21世紀のブンガク誕生。人気作家10人が140字のストーリーに挑む。