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炎の蜃気楼22 魁の蠱
内容(「BOOK」データベースより) 「星の岩屋」は岩盤が崩れ落ち、祠は何か大きな力で吹き飛ばされていた。裂命星を先に奪われ、怒りをこらえる直江だったが、かすかに残った高耶の気配を感じるのだった。裂命星を奪った赤鯨衆は、白地城攻略を前に嶺次郎と草間の対立が深まっていた。衰弱している高耶は、白地攻めの遊撃隊長に抜擢されるが…。一方蘭丸の命を受け、裂命星を狙って織田の刺客が迫りつつあった。 -
炎の蜃気楼20 十字架を抱いて眠れ
阿蘇で鬼八の黒い炎に撃たれ、その凄まじい執念のために高耶の身体は猛毒の塊となってしまった…。直江は高耶を山の奥深くに隠し、上杉軍にも戻らずにひたすら高耶の傷をいやそうと努めるが…。 -
炎の蜃気楼13 黄泉への風穴(前編)
萩城の事件から2度目の冬。高耶はまだ小太郎を『直江』だと思い込んだままだった。そんな時、不審な事件が続発する江の島に向かった高耶は、妙に懐かしさを感じる開崎という男に出会って…。 -
炎の蜃気楼12 わだつみの楊貴妃(後編)
輝元が放った銃弾は、直江の心臓を撃ち抜いていた…。「直江! 直江! 直江ぇぇ!」いま、高耶の魂の絶叫が、地上に大崩壊を招こうとしていた…。果たして、ふたりの運命は…。第一部完結! -
炎の蜃気楼11 わだつみの楊貴妃(中編)
大破した船から投げ出された高耶と直江は、瀬戸内海の小島に漂着する。身を挺して高耶を守った直江だが、その目はいつもの光を失っていた…。一方、綾子たちは<楊貴妃>がいる秋芳洞へ向かう。 -
炎の蜃気楼10 わだつみの楊貴妃(前編)
怨霊調伏で普通の生活が送れなくなり、留年が決定した高耶にとって、修学旅行は最後の思い出となるはずだった。一方、海難事故の調査のため神戸へ来ていた直江は、<力>が使えなくなっていた!