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ひかりのまち
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素晴らしい世界 (2)
心に不安や不満を抱えながらも、いつか素晴らしい世界にたどりつくことを夢見て、それぞれの日々を生きる人達の日常をリアルに描いた連作短編集。 ▼第10話/バードウィーク▼第11話/雨のち晴れ▼第12話/砂の城▼第13話/おやすみなさい▼第14話/月となると▼第15話/ウィスキーボンボン▼第16話/素晴らしき世界▼第17話/あおぞら▼第18話/春風▼最終話/桜の季節●あらすじ/コウタ少年は、医者の父親から「父さんのようにエリートになれ」と勉強漬けの日々を送らされてきた。反発した彼は、とある英才教育塾から普通の塾に移り、テスト用紙を折り紙にしたり人生について語ったりしてみるが、隣の女の子からは「キミって子供だね」と言われてしまい…(第10話)。▼浪人生のタエは、なぜか毎年梅雨の時期になると家出を繰り返す。そして今年もその時期を迎え、タエの様子がおかしくなってきた。父母のいないこの家で、家族の面倒を見ている看護婦の姉や大学生の兄は、そんなタエを心配しながら見守っていたが、今年もやはりプイッと家出してしまう(第11話)。●本巻の特徴/アル中のOL、小学生時代を懐かしむ女子中学生、リストラ寸前の雑誌編集長と父親になったばかりで戸惑う編集者、屋台ラーメン屋のオヤジ、やる気のないコンビニ店員、心やさしき浮浪者など、本巻も多彩な面々が登場するオムニバスコミック。最終話に向けてキーとなるキャラクターとして、死神(?)なども登場。人々が暮らす街に蔓延し始めた、ある幸せな奇病とは…? -
虹ケ原
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おやすみプンプン 13
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おやすみプンプン 3
父が蒸発、母は入院。残された少年の名前は「プンプン」。或る街に住む「フツーの」少年の、波瀾万丈の人生をおった成長の物語…。まったく新しい表現法で描かれる、衝撃のシュール×リアリズム悲喜劇!! ▼第24話~第34話●主な登場人物/小野寺プンプン(旧姓・プン山プンプン。チョコパイ好きのヤングガイ)、田中愛子(小学生時代に好きだった女の子。2年間会話は一切無し)、小野寺雄一(プンプンママの弟。33歳。プンプンと同居中)●あらすじ/放課後、関は幼なじみの清水がカツアゲにあっているところを目撃した。その光景に怒りが込み上げた関は、カツアゲした不良カップルを呼び止め、男のほうをボコボコにする。だが、女のほうがタバコに火をつけるのを見て、工場爆発の記憶がフラッシュバックして身動きが取れなくなってしまい…(第24話)。●本巻の特徴/2年の時を経て、中学生になったプンプン。地獄のような片思いの日々を送ることに? 一方、雄一おじさんには恋を予感する出会いが…!?●その他の登場人物/小野寺プンプンママ(プンプンの母親。離婚後も性格は相変わらず) 、小松(同級生。生粋の右利き。バトミントン部所属)、関(同級生。アル中気味の父親を持つ)、清水(同級生。関とは幼なじみ)、矢口(バトミントン部の先輩。愛子と付き合っている?)、湯上(プンプンママの離婚問題を担当した弁護士)、喫茶店の女の子(雄一はどこかで見覚えがあるようだが…!?) -
うみべの女の子 2
◆少女の想いは涙に染まり 少年の希いは胸を焦がす ――浅野いにおが紡ぐ、青春の断章。ついに完結! ◆海辺の町に暮らす平凡な中学生・小梅と、内向的な同級生・磯辺。 幾度も身体を重ねるうちに、小梅は次第に磯辺への想いを募らせる。 しかし、磯辺は泣きすがる小梅を突き放し、心を閉ざす――。 二人の心はすれ違ったまま、今、季節は夏を迎える。