余生
北野武
「だからなんかね、絶対的な存在が死であってね。それを基盤として反対側に逃げてくことが生だという感じがしてしょうがないの」。20世紀の日本の価値観を壊し続けた男、北野武。彼が自身の波乱に満ちた人生を赤裸々に語った、究極のたけし本を、ついにロッキング・オンが刊行します! SIGHTの創刊号から5号にわたって、死、愛、笑い、テレビ、映画の5つのテーマでおこなった、あの珠玉のインタヴューを独白形式に再編集し、多くの未発表部分も収録したその内容は、初恋、母親、初体験、青春、浅草、「かみさん」、漫才ブーム、『フライデー』事件、愛人、バイク事故、自作の映画と、「世界の北野武」から極私的な北野武まで、そのすべてが詰まった決定版自叙伝です。