伊坂幸太郎×斉藤和義 絆のはなし
伊坂 幸太郎,斉藤 和義
このゆるかっこよさ ズルイ!
マイペースに、飄々と、作品を作り続ける男2人が初めて語ったプライベート対談。
2人の完全版年表付き
(伊坂)毎回本を出すたびに、「ああ、ヤバい、ヤバい。爆発的に売れちゃうよ~」と思っているんですけど、あんまりヤバいことにならないんですよね(笑)。できるといつもうれしくて編集さんに「これヤバいっすよ」と言うんですけど、いつも「まあ、ヤバくなかったですね」としんみり言い合っています。意外に静かでしたね、みたいな。『オーデュボンの祈り』を出したときは特にそうで、それを出したら、世界が変わるし、何かが変わるぐらいな気持ちでいたんですけど、本当にしーんとしていて静まりかえっていました。
(斉藤)ほんと~?そう?えぇ!?
(伊坂)斉藤さんのインタビューを前に読んでいたんで、「斉藤和義もデビューして最初の頃はそうだったんだ~」と自分に言い聞かせました。
(斉藤)もう……ねぇ。「聴いているヤツらがバカなんじゃい!」と思うしかない、ね(笑)。