-
Stranger
小さな町で保安官をしているフランは、荷の護送をした帰り道、馬に死なれてしまう。水もなしに荒野を歩いて帰る。それは命の危機に瀕(ルビ・ひん)したあまりにも無謀なことだっった。三日目、意識を失いかけた彼は言葉も容姿も異なるネイティブのトトに助けられる。友好関係にない二人だったが、トトはフランを町まで導いてくれた。礼も言えずに別れてしまい、フランはトトのことが気にかかるが──。 -
きみに注ぐ
-
海老原さんの言うとおり
-
奥津城村の愉快葬
圭司の育った奥津城村には珍しい風習がある。 数えで33歳になると行われる生前葬だ。 ある日、圭司は従兄の白雅の生前葬に呼ばれ、5年ぶりに帰郷する。 圭司にとって、白雅は片思いの相手だった。 5年前、圭司は白雅と一線を越えそうになるが、この恋が一方的なものだと知り故郷を離れる。 本当は帰ってきたくなんてなかった。 想いをひきずったまま、圭司は白雅の生前葬に出席するが・・・ 書き下ろし「奥津白村の不愉快な思い出」「狐さんのお巡りさん」も収録 -
不埒な狂犬の手懐け方
-
放課後の不純
「離せ…誰か来たら…」 「無理 これ以上中断すんの無理」 放課後の教室、それまでろくに話したことのなかったクラスメイトが2人きりになった。 陸上部の水谷と帰宅部の沢木。 誰もいない教室で、沢木が仕掛けた強烈なキスから関係は始まる。 密室の保健室、図書室、自宅、修学旅行……。 2人はおそるおそる、しかし濃密に恋を深めていった。 高校生男子による、心騒がす秘密のカップルストーリー!