今年Ｋ大の大学院に進学した織田和裕は吉田寮に住む事になった。寮生は変わり者ばかりだが、そこで寮内で唯一まともそうな涼やかな青年と出会った。和裕はその青年にすっかり魅せられ親しくなろうとするが…。

責任とって大事にするから……俺のことも大事にしてね 会長には美形を――清泉学院生徒会の独特な任命法。女子を行事に呼ぶための、男子校ならではの手段だが、弾正には関係のないことだった。だが、有名人でフェロモン番長と名高い男・堂本が、生徒会に入る条件として「弾正を会長に」と言ったことから事態は急変。憤り堂本に詰め寄る弾正だが、逆に彼から告白されてしまう。答えは保留のまま、会長になり共に仕事をするうちに、見た目に反して純粋で懐いてくる堂本が、なくてはならない存在になっていることに気づいて……。