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建築が生まれるとき
作品の良し悪しは好みの問題も大きいが、作品に込められたコンセプトと建築に対する考え方については、最も共感できる建築家のひとり。同世代ということもあり、その活躍には特に注目している。 著者によると、現代とは情報(=新しい単純さ)と環境(=コントロールできない他者)の時代であり、未来の建築のための五つの問を投げかけている。 1.場所としての建築・・・場・ランドスケープ 2.不自由さの建築・・・可能性 3.形のない建築・・・不完全さ・許容力 4.部分の建築・・・局所的秩序 5.あいだの建築・・・関係性 コルビュジェの近代建築の五原則を意識してのことだろうが、「原則」ではなく「問」としているところが、時代性というか、国民性を感じるところ。 詳細は省略するが、「弱い建築」「関係性」「距離感」「居場所」「新しい座標系」「曖昧さ」などを鍵語に建築の初源へと思考を遡っているのが興味深い。 コンセプト(言葉)と作品(建築)が乖離していると感じる建築家が多い中、藤本氏は両者の「あいだ」に注目することにより、その矛盾を違った形で解消しようとしているように思える。そこには、西洋キリスト的な二項対立的発想ではなく、東洋仏教的な「空」的発想が感じられる。 -
没有束缚的舒适的建筑
西泽立卫与多位日本知名建筑家在各具特点的建筑现场进行对谈,彼此提供了富于洞见的意见与敏锐的批评,分享了各自的创作历程与建筑理念。西泽立卫在情感和精神层面上,梳理了人、建筑、自然的关系,阐发了其建筑思想的精髓。几位建筑家的思绪碰撞,展现出当今日本建筑界的思想高度,对建筑设计和都市生活颇具启发意义。 编辑推荐: 和2010年普利兹克建筑奖得主西泽立卫一起体悟建筑的情感、精神甚至哲理。 “我不是只思考建筑单体,而是连同环境一起思考、连同艺术作品一起思考。” -- 西泽立卫 细腻尖锐、感性灵动的思想碰触。对谈者有建筑名家原广司、伊东丰雄、妹岛和世,也有前卫建筑师石上纯也 、藤本壮介。 大量精美图片,直面经典建筑。 -
建筑诞生的时刻
藤本壮介是日本新生代最有才华的建筑设计师之一,本书系统地呈现了他的创作理念和灵感之源。在书中,森林中自生自发的生态秩序、巴赫的曲谱都可以启发藤本对于建筑的思考,他的作品也因而超越了建筑层面,呈现出多维度、多样化的状态,这也使得读者通过他的文字理解其建筑作品成为可能,这是一位杰出建筑师的自我解读,对大多数读者来说,或许更重要的是它提供了一种全新的思维方式。 本书第一部分是藤本壮介对他历年来作品的介绍和阐释,第二部分是藤本对其建筑理念更为系统而深入的表达,包括一些建筑文论和相关访谈。 藤本壮介在此阐释的建筑理念,或者说创作野心,在于构建一种由局部产生的秩序。他偏爱自然产生的“洞窟”,而非刻意搭建的“巢穴”,他使用语意模糊的“居所”,取代具有终结色彩的“房间”,他一心一意想要成为勒•柯布西耶和米开朗基罗那样伟大的建筑家,在这些作品和文字中,我们似乎可以隐约看到他试图实现的效果:人类创造出的物体可以超越人类控制的范围。