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不淨的迴廊
從國中開始一直念念不忘的人,被不祥的死亡陰影纏上了──擁有靈異能力的步搬到公寓後,鄰居正是國中的同學西條希一。西條不管是以前還是現在都固執地不肯承認靈異現象,對待步的態度也依舊冷淡。然而,步從西條身上比以前更加深沉的黑色陰影預見西條的死亡。隨著兩人的距離逐漸拉近,步忍不住對在自己身旁安心熟睡的西條發誓「我會保護你的性命」,但沒想到…… -
銀月夜
「俺はあんたを手の内に引きずり込む。あんたがどんなに嫌がろうとな」。 ある組織に両親を殺され、恨みを持っている銀颯人(しろがねはやと)のもとに、ひとりの男が現れる。 その男・佐倉遼は、銀と同じく組織を恨んでおり、皆殺しにするためなら手段を選ばない、残酷な計画を銀に持ちかけてきた。 目的は同じでも、汚い手段を受け入れない銀を、佐倉は強引に陵辱し、銀の中に潜む『黒い本能』を揺さぶってくるが…。 望まないのに、必然的に重なってしまう、ふたりの軋む運命は――…。 憎しみでしか生きていけない。 それ以外の道を探せない――…。 -
凍る月〜紅の契り〜
幼なじみの亨が失踪して数カ月…。鳳光陽は、気がかりな思いを隠しきれずにいた。そんな風に亨を心配する光陽を、同居している梁井は面白く思っていない。梁井と光陽は、ある「契約」を結んでいた。その「契約」は、光陽が死なないために必要で、光陽が梁井に身体を与えることで成り立っている。感情が追いつかないまま身体を重ねることに、戸惑い、ただ翻弄される光陽に反して、梁井は執拗な独占欲を芽生えさせていた。しかし、失踪している亨もまた、光陽と「契約」するために動き出していて…。一人を巡りぶつかり合う『同種』達のワイルドラブ。 -
水曜日の悪夢
「悪夢のような過去は、決して繰り返してはならない」高校の音楽講師を務める元バイオリニストの和成。不慮の事故で弾けなくなった和成は教え子である真吾の類まれなる才能に惚れこんでしまう。ある日、和成は、父親からの虐待に苛立つ真吾を預かることになった。「先生の身体、触りたい」教師として尊敬されているだけだと思っていた。突然無口な真吾に飢えた獣のように激しく求められて、和成は戸惑う。しかし愛を知ることによって、真吾の才能を更に伸ばせるならと偽りの愛情を与えてしまい…。 -
ずっと君が好きだった。
「五年間好きでいてくれたら、お前のこと好きになるよ」高校時代に八木に告白されて裕紀はそう答えた。これをきっかけに二人の友人付き合いが始まる。役者の道を志したバイト生活の裕紀に、八木はご飯を作り励ましてくれた。いつしか実直で優しいその男は裕紀にとって、かけがえのない親友になっていた。そして五年後。ずっと裕紀を想い支え続けてきた八木から二度目の告白をされる。恋人は嫌だが八木と離れたくなかった裕紀は、キスや愛撫を受け入れてしまい…。 -
花の慟哭
「君のいない人生がどれだけつらいか、頭がおかしくなりそうなこの気持ちが、君にはわかる?」特異体質のせいで、幼い頃から研究所で隔離されて育ってきた巴は、その研究所を破壊しにやってきた「組織」の須王に助け出される。しかし、巴の存在は、その組織内でも混乱を招くものだった。組織の者に陥れられ、須王と引き裂かれた巴は、ある医者に再び監禁されてしまう。巴を救えなかった事を激しく後悔する須王と、須王のもとに戻りたいと願う巴。強く惹き合う二人の運命は、嵐のように膨れ上がり―…。