テニスに打ち込む高校二年生の甲斐幸宏のもとに、ある日、差出人の名字だけが記された古風な恋文が届く。それは同じ高校の三年生・佐伯真幸からの手紙だった。何事にも控えめな佐伯から向けられる真摯な好意にとまどい、わざと酷い仕打ちを繰り返してしまう甲斐だが…。ピュアで不器用な恋物語、単行本未収録作にショートコミックを加えて完全文庫化。

桁外れの資産家だが孤独な青年・茅島氏の心を初めて捉えたのは庭師の「彼」。嵐の夜、突然アパートに押しかけてきて告白する茅島氏に、つい意地悪をしてしまう庭師だが、世俗にまみれない茅島氏の素直さに次第に惹かれてゆく。美しいイングリッシュガーデンに囲まれたお屋敷を舞台に、庭師×主人の恋を描く人気作。単行本未収録作を加えて文庫化。

内容（「BOOK」データベースより） 「わたしさえ黙っていれば、誰もきみと妹が入れ替わっていることなど気づくまい」双子の妹である桃子の死が確認された日、一葉は妹の婚約者である滋野井伯爵家の跡継ぎ・奏から、身代わり結婚を申し込まれた。僕は男です、そう断りたかったが、家の存続のため、一葉は桃子として嫁ぐことを決意せざるをえなかった…男の身でありながら女として扱われる屈辱感。愛する人がいながら一葉を抱き続ける奏。次第に快楽に溺れてゆく身体。孤独にさらされながらも、一葉は次第に自分の気持ちがわからなくなり…。 【简介】 「只要我们什么都不说，谁也不会发觉你和妹妹调换过来的秘密。」 一叶的双胞胎妹妹．桃子意外身故后，妹妹的未婚夫－滋野井伯爵家继承人．滋野井奏竟然要求一叶代替妹妹嫁给他！为了己方家族的存续，身为男人的一叶忍辱出嫁，每天生活在没有爱情的阴影中。然而看似冷淡的奏对他的肉欲宠溺却令一叶陷入迷惘，这份心情究竟是什么…？