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大伝説の勇者の伝説 06
「彼を助けて。彼は人間たちの王になろうとしているから」「ライナが、人間の王になるのを阻止すればいいのかい?」『未来眼』をもつ少女の言葉に、ティーアは聞き返す。すると少女は、ティーアの頬に触れながら答えた。「逆よ。彼を私たち人間と魔眼保持者たち―両方の王にする」ついに始まったゲイルフィックラントとガスタークの戦争。歴史上初めて国同士の争いに『忘却欠片』が使用される戦場。そこに、ライナはいた。繰り返される『忘却欠片』による攻撃、迫り来るガスタークの刺客。絶望的な状況で、ライナが聞いた己の中の“声”とは…!?絶望できない悪魔の王があがく、ファンタジー・イノヴェーション。 -
大伝説の勇者の伝説 05
“人が死ぬのは嫌いだ。殺すのも嫌い”かつて自分が書いたレポートは、そう始まっていた。「…俺は、何を言っていたんだ」ライナは呟く。そして目の前の戦場を、みつめて思う。親友の絶望に気付かなかった、大切な人を救えなかった、狂った絶望を撒き散らすだけのこの俺に―今ここで、なにかできる?トアレ率いるネルファの民を守るため、反ローランド連合軍と行動をともにするライナ。ついに戦場に身を置くことになった彼は、闘うことを強いられるのだが…。血に染まる戦場に“悪魔の王”が降臨する、ファンジー・イノヴェーション。 -
大伝説の勇者の伝説 02
三年ぶりにライナに会って。自分の気持ちが変わってないって、思い知った。眠そうな瞳を見て。寝癖のついた黒髪を見て。いまもまだ優しそうなとこを見て。やっぱり私は、ライナが好き。なのに、ライナには超絶美人な相棒がいる。ってことは私には勝ち目がないってことで…。でも、いまはそれより気になることがある。ライナの相棒は、シオンの放った追っ手に襲われたらしい。なんで、そんなことに?『南の化け物―シオン・アスタールから、ライナを救ってきてほしい』私を送り出す時の、ガスターク王レファルの言葉が、ひっかかる。彼が語った、古い古いお伽噺が意味するものは―ライナとシオンの旧友・キファが戻り、運命は違う側面を見せ始める。ファンタジー・イノヴェーション第2弾。 -
伝説の勇者の伝説 03
“……我说……你啊,知道绝望这句话的意思吗?” “是指袭击绝望的女人的莱纳•琉德的那个绝望吗?” 总是进行着如上毫无意义对话的万年无力男莱纳和虽然身为绝世美女但却是团子至上主义者的女剑士菲莉斯。肩负着寻找“勇者遗物”任务的他们想要进入由奈尔法皇国士兵所严密警备着的堡垒。情报说那里有传说中的勇者遗留下来的剑…… 但是,莱纳他们还不知道,现在正有一些把他们当成“破忌者”——没有经过允许擅自携带魔法出国——而追击的人存在。 充满了倦怠感的英雄传奇故事,姑且第三弹! -
伝説の勇者の伝説 02
“啊~,为什么我非要和这种凶暴女一起旅行不可呢?” “就是说啊。为什么像我这样惹人怜爱的柔弱少女非要照顾这个变态色情狂不可啊” 由于那莫明其妙窜升到国王地位的原同学——席翁的阴谋,超无力男莱纳和女剑士菲莉斯被命令去寻找“勇者的遗物”。虽然万分不情愿,但依然踏上了前往奈尔法皇国之旅。 先不看毫无干劲的这两个人,新王席翁的周边,也有不少阴谋拖他下台的人在蠢蠢欲动。在这样的情况下,席翁突然发表了他要去奈尔法王国作官方访问的决定。在暗云涌动的奈尔法到底会发生什么! 紧张与无力的英雄冒险谭,总而言之第二弹! -
伝説の勇者の伝説 01
莱纳·琉德毫无干劲。在这里,罗兰德帝国王立特殊学院的学生所追求的,只是作为战争道具所需要的能力。但是,万年无力气差生的莱纳所追求的,只要能够悠闲地沉浸在成天睡午觉的世界中。但是,莱纳的愿望无法实现。由于他所持有的特殊的“眼瞳”……对这样的莱纳表示出兴趣的人是青年贵族席翁和美貌的女剑士菲莉斯。战争的漩涡把三个年轻人的命运复杂的联系到一起!莱纳的“眼瞳”中映射出的是怎样的未来?新感觉架空幻想传说,总算能够开幕了!