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早朝始発の殺風景
青春は気まずさでできた密室だ――。
今、最注目の若手ミステリー作家が贈る珠玉の短編集。
始発の電車で、放課後のファミレスで、観覧車のゴンドラの中で。不器用な高校生たちの関係が、小さな謎と会話を通じて、少しずつ変わってゆく――。
ワンシチュエーション(場面転換なし)&リアルタイム進行でまっすぐあなたにお届けする、五つの“青春密室劇”。書き下ろしエピローグ付き。
「早朝始発の殺風景」
早朝始発の列車でなぜか出会った同級生(あまり仲はよくない)の思惑はどこにある――?
男女の高校生がガラガラの車内で探り合いの会話を交わす。
「メロンソーダ・ファクトリー」
女子高生三人はいつものファミレスにいた。いつもの放課後、いつものメロンソーダ。
ただひとつだけいつも通りでないのは、詩子が珍しく真田の意見に反対したこと。
「夢の国には観覧車がない」
高校生活の集大成、引退記念でやってきた幕張ソレイユランド。気になる後輩もいっしょだ。なのに、なぜ、男二人で観覧車に乗っているんだろう――。
「捨て猫と兄妹喧嘩」
半年ぶりに会ったというのに、兄貴の挨拶は軽かった。いかにも社交辞令って感じのやりとり。でも、違う。相談したいのは、こんなことじゃないんだ。
「三月四日、午後二時半の密室」
煤木戸さんは、よりによって今日という日に学校を欠席した。
そうでもなければ、いくらクラス委員だとしても家にまでお邪魔しなかっただろう。
密室の中のなれない会話は思わぬ方にころがっていき――。
「エピローグ」
登場人物総出演。読んでのお楽しみ。
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第歐根尼變奏曲
華文推理第一人陳浩基
出道10週年紀念作!
懸疑X推理X恐怖X奇幻X科幻
17個故事,一開始閱讀就停不下來的瘋狂螺旋,
一個字都捨不得錯過的超強快感!
特別收錄:「倪匡科幻獎」三獎作品、「台灣推理作家協會徵文獎」決選入圍作品!
當惡魔的爪牙攫取了我的靈魂,
當窺伺的快意盤據了我的內心,
第歐根尼的狂想再次變奏,
化為一篇篇幽暗暴烈的死亡旋律……
〈窺伺藍色的藍〉
藍宥唯的內心蠢蠢欲動著,現實中的他沒有力爭上游的動力,但在網路的一隅,他正享受著在黑暗中窺伺目標的快感,準備向「深藍小屋」裡那名毫無防備的女子伸出魔掌……
〈時間就是金錢〉
在「時間交易中心」裡,時間可以換取金錢。為了贏得美人芳心,馬立文二話不說,就將42天的時間換成了2萬元!然而當他的美夢即將實現,人生卻從此再也無法回頭……
〈作家出道殺人事件〉
「想出道,先殺一個人看看!」中年編輯對想要成為作家的青年這麼說。青年對這個大叔的話半信半疑,但在得知名滿天下的推理作家們也都曾經殺過人之後,青年決定接受編輯的建議。只是……該殺誰好呢?
〈咖啡與香菸〉
醒來的我覺得好累……這是哪裡?現在是幾點?我好想喝杯咖啡,但周圍的人卻對我的渴望感到恐懼與不解。現在的我身在一個怪異的世界:小孩子可以抽菸,但咖啡卻被嚴格禁止……
〈隱身的X〉
教授發起了一場推理遊戲:只要找出隱藏身分的助教X,就能取得優異成績。代號鴨舌帽、曼聯、倖田來未、和尚、熊貓眼、胖虎、落湯雞和冰咖啡等參加者紛紛使出渾身解數,沒想到遊戲卻逐漸陷入失控的深淵……
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我殺的人與殺我的人
一九八四年。那一年,我十三歲。
在暑假即將結束的兩天前。
我們的人生從此完全變了調。
二〇一五年,連續殺人魔「布袋狼」在美國遭到逮捕。「我」注視著底特律荒廢的街道,回想起在台灣度過的少年時代。三十年前,我就認識了「布袋狼」。
一九八四年夏天。小雲剛失去哥哥,和牛肉麵店的阿剛和他的弟弟達達,還有整天打架,卻很有正義感的阿杰建立了深厚的友情。四名少年決定執行一項計畫……
布袋狼到底是誰?
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魔眼の匣の殺人
あと二日で、四人死ぬ――
ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ待望の第二弾!
その日、“魔眼の匣"を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた直後、予言が成就するがごとく一人が死に、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。ミステリ界を席巻した『屍人荘の殺人』シリーズ第二弾。
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推理时钟
l 2017年“周刊文春推理小说Best10”10位;
l 2018年“这本推理小说真厉害”4位;
l 2018年“本格推理小说Best10”4位;
l 2019年“这本推理小说好想读”4位。
日本年度推理榜单上榜佳作,《上锁的房间》续作。
充满挑战的完全犯罪,绝对本格的密室推理。
《推理时钟》是贵志祐介的本格密室推理佳作,在日本年度推理榜单上屡次上榜。
本书属于“防犯侦探榎本系列”,前作为《玻璃之锤》《鬼火之家》《上锁的房间》。
该系列曾改编成日剧《上锁的房间》,由大野智、户田惠梨香出演。本书收录短篇《慢性自杀》《奇镜杀人》也出现在改编电视剧和SP的剧情中。
本书为贵志祐介的推理短篇小说集,共分为四个短篇,主要描写了侦探榎本与犯罪者的头脑战。密不透风的事务所,处处设有监控的美术馆,荒山僻野里的私人别墅,汪洋大海上的橡皮艇——四起不可能犯罪的背后是隐藏至深的真相。侦探榎本转动头脑,识破了犯罪者的不可能犯罪。
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殺人犯 対 殺人鬼
「僕の先回りをしている殺人鬼がいる! 」 嵐の孤島に閉じ込められた三十九人の児童。次々に現れる猟奇的な死体。 誰も予想できない殺人鬼の正体とは! ? 若手本格ミステリ界の鬼才が挑む、戦慄のクローズドサークル!
孤島の児童養護施設に入所している男子中学生の網走一人。ある夜、島の外に出た職員たちが嵐で戻れず、施設内が子どもたちだけになった。網走は、悪質ないじめを繰り返していた剛竜寺の部屋に忍び込む。許せない罪を犯した剛竜寺を、この手で殺すためだ。しかし剛竜寺はすでに殺されていた。その姿を見て震え上がる網走。死体は、片目を抉られて持ち去られ、代わりに金柑が押し込まれていたのだ。その後もまるで人殺し自体を楽しんでいるかのような猟奇殺人が相次ぐ。「この島に恐ろしい殺人鬼がいる」―網走はその正体を推理しながら、自らも殺人計画を遂行していくが…。