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おやすみなさい、また明日
長年のパートナーから「子どもがほしいから別れてくれ」と、突然フラれてしまった 売れない小説家のつぐみ。新しく部屋を借りるにも、保証人もなく途方にくれていたところ、 なんでも屋をしている青年・朔太郎に出会い、彼の実家が営むアパートに入居することに! おおらかで世話好きな朔太郎に、すぐに惹かれてゆくつぐみだけれど、朔太郎に 「恋人は作らない」と告げられて……!? -
きみが好きだった
俺ならもっと、先輩を大事にするのに──。高校2年生の高良(たから)が恋に堕ちたのは、3年の先輩・真山(まやま)。けれど彼は大切な幼なじみで親友の恋人で、いくら想っても叶いはしない…。密かな想いを胸に盗み見た、綺麗な横顔。昼休みの屋上で一緒に食べたお弁当。夏休み、一度だけ奪った海辺のキス──三人の時間が心地よくて、微妙な均衡を崩せずに…!? 大切に想うあまり封印し、押し殺したはずの17歳の激情。十年後の再会が、白衣の似合う大人の男を一途な少年に還らせる── 忘れられない記憶も、好きと言えなかった後悔も、この愛が成就するために必要だった──時を経て鮮やかに花ひらいた真実の愛!! -
美しい彼
幼いころから緊張すると言葉がつかえてしまうため、内向的で、高校でも目立たない存在の平良。 そんな平良が憧れるのは、クラスメイトの清居だ。人目を惹く美貌に、誰にも媚びない態度で、クラスの王様として君臨する清居。 「彼にとっては、誰もが平等に無価値なんだ──」 グループのみそっかす的な平良は、清居に忠誠を尽くすのが喜びだったけれど……!? 憧れの級友に抱く、信仰にも似た想い──スクールカーストLoveストーリー。