キングダム / KINGDOOM / 王者天下
原泰久
「古代中国、春秋戦国時代。中国西部の国・秦の小さな村で奴隷のような扱いを受けながらも、いつか大将軍に出世することを夢見、剣の訓練に性を出す孤児の少年・信(しん)と漂(ひょう)。ある日、通りかかった身分の高い男・昌文君(しょうぶんくん)によって漂は見出され、都へと登っていく。友の出世を祈る信だったが、都で政変があった時、漂は瀕死の重傷を負って村へと戻ってきて・・・」
古代中国を統一し、初の帝国を建設した秦で活躍した人々の物語。『週刊ヤングジャンプ』にて連載中です。
孤児として厳しい生活を強いられている少年たちが、「大将軍になる」という夢に希望をかけ、剣の力で出世しようと剣術の訓練をしているのを、都で秦王に仕える昌文君という男に見られ、漂が秦の王子・贏政(えいせい)に瓜二つだということで彼を贏政の身代わりとするため連れていきます。しかし、贏政は弟のクーデターによって追いやられ、影武者の漂は重傷を負ってしまい、死亡してしまいます。信は漂の代わりに待ち合わせ場所に向かい、漂が身がわりとなった王子・贏政と出会うことになります。こうして秦王室の権力闘争に巻き込まれた信は、その超絶の身体能力によって難局を乗り切っていき、贏政の復位を手伝うことになるのです。
秦の始皇帝(=贏政)と李信将軍の少年時代を描く成長物語。