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眩晕
内容(「BOOK」データベースより) 意地悪で、冷たくて、きれいな塚本澄を、幼なじみの圦也は心から好きだった。が、海辺でたわむれにくちづけを交わしてから、2人の間はぎくしゃくしてしまい、関係は跡絶える。澄は女を、圦也は男を知り、圦也は澄への気持ちをはっきりと自覚する。家族同士でハワイに行くことになった圦也は、セックスに興味津々の澄を手に入れるが―。好評だった前後編にその後の書き下ろし付き。 内容(「MARC」データベースより) 冷たくて、意地悪で、嫌味で、ひどい男なのになぜこんなに惹かれるのだろう。せつない想いはいつか澄に届くのだろうか。幼なじみの二人の恋物語。〈ソフトカバー〉 -
優・等・生
明るく快活で誰からも可愛がられている国木田良。だが彼は自分でも抑えきれない想い―同じ美術部の先輩・新田匳に対する秘かな恋心と、ルームメイト・結城のエリート意識からくる八つ当りに悩んでいた。一方匳も、良の笑顔の裏にある脆さや寂しさを知り、強く惹かれてゆく。ある日ついに結城の所業にたまりかねた良が大騒ぎを起こし、それをきっかけにふたりは互いの気持ちを確かめ合う。しかし相愛の日々にも、結城の存在が再び暗く影を落とし始め…。 -
運命はすべて、なるようになる(上)
巡る運命の輪を、少年は自ら回すことができるのか・・・・・・。 まっすぐに目を見て認めてほしい。ライバルとして、同志として――。 一九××年。檜垣瑛輝(ひがきえいき)はグランドスラムの帝王・ワーグナーと、メルセデス・ベンツ・カップ決勝のコートに立っていた。 瑛輝はワーグナーが自分を嫌っていることを知っていた。 敬虔なカトリック教徒のワーグナーにとって、パトロンの存在を隠さない瑛輝は、汚れた存在だったからだ。 幼いころから快楽を教え込まれ、高級男娼として育った瑛輝には禁忌も後悔もなかった。 ただひとつ願うのは――憧れてきたテニス界の王に、フェアに認めてもらうことだったが・・・・・・。