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狼と香辛料II
狼神ホロとの二人旅を続けることを決めた行商人ロレンス。港町パッツィオでの銀貨騒動で儲けた上等な胡椒を武器に交換し、異教徒の地への玄関口、北の教会都市リュビンハイゲンで大きな商売を仕掛けた。しかし思いもかけない謀略に嵌ってしまう。賢狼を自称するホロでも解決策はすぐには見つからず、時と運にも見放されたロレンスは、商人生命を絶たれてしまうほどの窮地に。何とか秘策を思いついた二人は、リュビンハイゲンへ向かう途上で出会った羊飼いの少女にある任務を託すのだが…。第12回電撃小説大賞銀賞受賞作第2弾。 -
狼と香辛料VI
ホロが口にした、旅の終わり―。ロレンスはそれを説き伏せ、ヨイツまで共に旅を続けることを決める。二人は、エーブを追いかけてレノスの港から船で川を下る。途中、船が立ち寄った関所では、厄介ごとに巻き込まれている様子の少年の姿があった。ロレンスは、図らずもその少年・コルを助けることになる。そして、訳ありらしいコルの故郷の話や、船乗りたちの噂話を聞くうちに、二人はヨイツに関する重要な言葉を耳にしてしまい―。絶好調の新感覚ファンタジー、シリーズ初の、船での旅の物語。 -
狼と香辛料IX
伝説の海獣イッカクを巡り、港町ケルーベが揺れる! 『対立の町』編、ついに完結!! 「狼の足の骨」の情報を得るため、ロレンスたちが訪れた町ケルーベは、土地を巡って北と南が対立していた。そんな訳有りの町に、生肉を喰らえば長寿を得るという伝説を持つ海獣、イッカクが陸揚げされる。町の力関係をひっくり返しかねない価値を持ったイッカクの登場で、町は俄かに騒がしくなる。 そんな中、イッカクの横取りを狙う女商人エーブは、ローエン商業組合を抜けて自分のところへ来るようロレンスを誘う。狼狽するロレンスのもとには、さらにローエン商業組合から協力要請の手紙が送られてきて……!? ロレンスの出した答えとは? そして、その時ホロは……。『対立の町』編、いよいよ完結!! -
狼と香辛料VIII
ロレンスたちがローム川で耳にした、『狼の足の骨』の噂。教会勢力は、どうやらその骨を自らの権威誇示のために利用しようとしているらしい。自分と同じ類の狼のものかも知れないその骨を、ホロが放っておけるはずもなかった。詳しい情報を得るために、ロレンスたちは港町ケルーベで女商人エーブを待ち伏せることにする。だがケルーベは、貿易の中心である三角洲を挟んで、北と南が対立している訳有りの町で―!?放浪少年コルが旅の供に加わり、ますます盛り上がるホロとロレンスの旅路。絶好調の新感覚ファンタジー第8弾。 -
狼と香辛料IV
狼神ホロの故郷ヨイツを探すため、北を目指す行商人ロレンス。異教徒の町クメルスンで得た情報をもとに、二人は田舎の村テレオにやってくる。テレオの教会にいる司祭は、異教の神々の話だけを専門に集める修道士の居場所を知っているという。しかし、教会を訪れたロレンスとホロを出迎えたのは、無愛想な少女エルサだった。さらにそこで、ロレンスたちは村存続の危機に巻き込まれてしまう。二人はヨイツへの手がかりをつかみ、無事に村を出立できるのか…。話題の異色ファンタジー、第12回電撃小説大賞「銀賞」受賞作第4弾。 -
狼與辛香料 XI
羅倫斯等人為了追上美麗女商人伊弗,千里迢迢去到凱爾貝。曾經是貴族的伊弗,如何變成如今這般精明的商人呢──可看性十足的全新中篇故事「黑狼的搖籃」,描述了「另一匹狼」伊弗的過去。 羅倫斯與赫蘿順道前往某村落時,遇上當地村民起爭執的場面。這時,赫蘿想出了什麼令人驚訝的解決方法呢?描述旅途中小插曲的短篇故事「狼與金黃色的約定」。 某個晴朗的日子,赫蘿與羅倫斯看著一張地圖而臨時決定繞道前往某處──描述整個繞道經過的短篇故事「狼與嫩草色的繞道」。 本書收錄了全新創作的中長篇故事,加上兩篇曾刊載於《電擊文庫MAGAZINE》的短篇故事,引爆話題的新型態奇幻行商故事,精選短篇集第二彈登場!