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無間浄土
一年半前、四国を襲った謎の大停電―それと時を同じくするように、日本各地に奇妙な症候群が発生し始めた。どうやら、コンピュータが関係した病のようなのだが、その患者は増えるばかり。いったい何が…。―戦国時代に端を発し、長野・松本で我々の前に姿を現した壮大な物語。各地にちらばるその関係者の運命を巻き込んで、巨きな輪が回り始めた。いよいよ、舞台は全国へ。 -
耀変(ようへん)黙示録2 布都の章 (コバルト文庫)
成田譲によって、自宅から連れ出された美弥。彼女は今までの不安から、譲に何が起きているのか説明を求める。だが、譲の言葉に不安は明確に、そして恐怖へと変化した!一方、高耶たちはヒルコ流しに加わった人物を訪ねるが、その身勝手さに高耶は怒りを覚え、挙句殴ってしまう。その後、彼らは「フツ」の手がかりである板神璽の謎を解くべく、神体文字を読めるサニワの元へと向かうが…。 -
怨讐の門(青海編)/オンシュウノモン
赤鯨衆の中で命を削り戦う高耶は、皮肉にも、そのたびにのし上がっていくのだった。一方、直江は高耶の居場所に近づいていたが、「山神」という少女に出会い…。ふたりに新たな波乱が迫る! -
Exaudi nos アウディ・ノス
直江信綱、現名・橘義明、24歳。生死さえさだかでない景虎=高耶を捜し続ける彼の苦悩と深い愛情…。表題作の他「GOLD WINNER」、「夜を統べる瞳」の2編収録のスペシャル番外編。 -
炎の蜃気楼
巻き返しを図る攘夷の志士と佐幕派が血腥い争いを続ける幕末の京都。カゲトラと名乗り、勤王派ばかりを狙う人斬りがいた。お蔦(柿崎晴家)は正体を見極めようと「人斬りカゲトラ」を追うが…!?表題作ほか、長州の潜伏志士のもとに潜入した景虎の暗躍と池田屋事件の裏側を描く一編「獅子疾走る」を収録。激動の時代を生きる夜叉衆が京の街を駆け抜ける。『炎の蜃気楼』幕末編。 -
黒鍵
出版社/著者からの内容紹介 榛原と響生、二人の出会いの原点がここに! 新進作家としてデビューした学生時代の連城響生。榛原憂月の舞台に出会い、その世界に熱狂する。気がつけば自らの作品も影響を受け、榛原の模倣者の烙印が…。「赤の神紋」サイドストーリー! 内容(「BOOK」データベースより) 大学在学中にデビューした新進作家の連城響生。味のある作風を評価されていたが自分の殻を破れない。運命に導かれるように出会った劇作家榛原憂月の舞台が響生を変えてゆく。榛原の世界に熱狂し翻弄される響生。自らの作風も変わり気がつくと榛原の模倣作家に…。絶望の淵に落ちた響生は友人奥田の励ましで戯曲を書き始める。若き日の響生の姿、原点を描く「赤の神紋」サイドストーリー。